technology技術情報
株式会社アートコーポレーション
ケーシング⽴坑
立坑築造機を⾃社で保有し、⽇々の作業を重ねることにより、
機械の能⼒を数倍にまで⾼める技術を培ってまいりました。
弊社は、みなさまの安⼼と安全のために、地域トップクラスの技術⼒でお応えします。
エルモール⼯法
エルモール(L・Mole⼯法)は、⽴坑構築と⼩⼝径推進を組み合わせた⼯法です。円形⽴坑を構築し 1mの埋設管を推進します。⽴坑構築機LMVと⼩⼝径推進機LMHは、それぞれ独⽴して施⼯する事ができます。
PIT⼯法
PIT⼯法は、揺動圧⼊式⽴坑構築機PCシリーズを使⽤し、専⽤のケーシング(鋼製円筒)を地中に揺動しながら圧⼊し、その⼟留されたケーシング内を掘削することにより⽴坑を構築するもので、無振動・低騒⾳で地球にやさしい⼯法です。
PITミニ⼯法
ピットミニ⼯法は取付管を宅地内に下⽔⽤排⽔ますを設置する時、ピットミニ機を使⽤し、⼟留め材(硬 質塩化ビニル管-VU円筒管)を地中に圧⼊、その⼟留された硬質塩化ビニル管内を⾼圧ジェットポンプにて⼟をほぐし強⼒吸⼊⾞(バキューム⾞)で排⼟し規定の深さまで下げ、公共ますや⼩型マンホール⽤または、うりん坊⼯法塩ビ管推進の到達⽴坑として構築する⼯法です。
エルモール⼯法
L-Mole⼯法(エルモール⼯法)は、⽴坑構築と⼩⼝径推進を組み合わせた⼯法です。
エルモール工法 概要
エルモール(L・Mole⼯法)は、⽴坑構築と⼩⼝径推進を組み合わせた⼯法です。円形⽴坑を構築し、1mの埋設管を推進します。⽴坑構築機LMVと⼩⼝径推進機LMHは、それぞれ独⽴して施⼯する事ができます。
特長
立坑構築機LMV
・ケーシング圧入機と掘削機が一体型です。ベースマシン一体型で自走式なので、現場内の移動や立坑の芯出しが容易です。
・揺動および圧入は自動化されています。また、手動での作業も可能です。
・専用の掘削バケットはケーシングに反力を取るので、掘削力が大きく、幅広い土質に対応しています。
・側面にウェイトを配置しているのでダンプ車への土砂の積み込みが簡単です。
・ウィンチ作動時にワイヤーを保護するワイヤーターナー、ピンチローラを装備してます。
・安全装置として過負荷警報、転倒モーメント警報、ウィンチ過巻防止装置を装備しています。
施工要領図
- ・小口径推進機LMH
- ・立坑構築機LMV
ラインナップ
・立坑構築機LMV
・揺動型標準:LMV
・揺動型後方小旋回:LMV-S
・全旋回型標準:LMV-R
・全旋回型後方小旋回:LMV-SRS
施工手順
1
ケーシングを圧⼊し、掘削する。地下⽔がある場合はケーシング内に注⽔し⽔中掘削を⾏う。
2
仮設ケーシングをボルト接合し、既定の深さまで掘削する。
3
トレミー管を使⽤し、⽔中コンクリートを打設する。
4
ケーシングを引き抜き、仮設ケーシングを撤去する。コンクリート硬化後、⽔替え・レイタンス除去。
5
⽴杭構築完了。
立坑構築機 LMVシリーズ
分別 | 機種名 | 適応立坑径(呼び径) | |
---|---|---|---|
全旋回型 | 標準 | LMV-3000RS | 3000,2500 |
LMV-2500RS | 2500,2000 | ||
LMV-2000RⅡ | 2000,1800,1500 | ||
LMV-1500RⅡ | 1500,1200 | ||
後方小旋回 | LMV-3000SRS | 3000,2500 | |
LMV-2500SRS | 2500,2000 | ||
LMV-2000RⅡS | 2000,1800,1500 | ||
LMV-2000SRS | 2000,1800,1500 | ||
LMV-1500SRS | 1500,(1300,1200) | ||
揺動型 | 標準 | LMV-3000 | 3000,2500,(2000) |
LMV-2500 | 2500,2000 | ||
LMV-2000 | 2000,1800,1500 | ||
LMV-1500 | 1800,1500 | ||
後方小旋回 | LMV-2000S | 2000,1800,1500 | |
LMV-1500S | 1500,(1300,1200) | ||
超大型 | LMV-5000 | 5000,4500 | |
LMV-4000 | 4000,3500 | ||
その他 | 岩盤破砕装置 | SRB-2000 | 2000,1800,1500 |
円形覆工板 | - | 1500~3000 |
ケコム工法
鋼製ケーシングを振動圧入、または全周回転圧入させ、地中に立坑を構築することが可能です。
全回転型圧入式 概要
MS-HBM 2000RA
従来の揺動圧入機に対して全回転型圧入機です。
N値50以上の硬質土及び玉石混じり土に適応し、呼び径1500、呼び径1800、呼び径2000の立坑が施工可能です。
主要諸元
機械総重量(t) | 33.4 | |
---|---|---|
掘削口径(mm) | 2090 | |
バケット容量(m3) | 0.55 | |
バケット開口径(mm) | 1880 | |
吊方式 | 油圧ウインチ式 | |
エンジン出力(kw/min-1) | 63/2050 | |
チュービング装置 | 回転トルク(kN-m) | 常時441~最大時549 |
回転数(min-1) | 0.4~0.6 | |
引抜力(kN) | 686 | |
圧入力(kN) | 343 | |
昇降ストローク(mm) | 400 | |
ブーム旋回角度(°) | 360 |
PIT工法(立坑構築PIT工法)
振動圧入式立坑構築器機 概要
PIT工法は、揺動圧入式立坑構築機PCシリーズを使用し、専用のケーシング(鋼製円筒)を地中に揺動しながら圧入し、その土留されたケーシング内を掘削することにより立坑を構築するもので、無振動・低騒音で地球にやさしい工法です。
また在来工法ライナープレート、矢板支保工等と比較して、安全性、経済性、施工性に優れる工法です。
特長
安全性に優れる
・坑内での人為作業が少なく、人為作業は地上に於いて行われるため安全管理が容易であります。
・ケーシングにて確実に土留しながら掘削が進められるので、地山の崩落、路盤の沈下の恐れがありません。
施工性に優れる
・本体が小型軽量化されているため、狭い道路などでも施工できます。
・自立性に乏しい地盤であっても、薬液注入などの補助工法を必要とせず軟弱土から玉石混土まで施工できます。
・地下水がある場合はケーシング内に注水し地下水位とバランスを保ちながら施工します。
・円形履工版などの利用により占有面積が小さくてすみます。
無振動・低騒音
・ケーシングの圧入、引抜きを油圧シリンダにて操作しますので無振動・低騒音です。
操作性がよい
・誰でも簡単に運転できます。
高精度に仕上がる
・精度保持装置により簡単に芯が出せます。
・ケーシングの鉛直を維持しながら安定して圧入できる構造のため、高精度に仕上がります。
本工法はこんな用途にも使用可能
・推進途中の障害物の撤去に
・既設マンホールの改築等に
・マンホール設置に
狭い道路などでも施工可能(PC1500、PC1520に該当)
・占有面積が小さく狭い場所での施工が可能です。
・本体が小型軽量のため4t車で狭い場所での搬出入が可能です。
作業フロー
ケーシング圧入工法の施工手順
- 1.ケーシングの刃先を先行させつつ圧入掘削を行う。
- 2.ケーシング内に注水することにより、周囲の地山をゆるめることなく水中掘削を行う。
- 3.トレミー管を使って水中にコンクリートを打設する。
- 4.コンクリートを打設後、ケーシングを一部引抜き、コンクリート硬化後に水替えをする。
施工例(PC1500)
先端ケーシング建込
振動圧入状況
土砂掘削
底スラブコンクリート打設
仕様(PC1500本体寸法)
1.本体仕様
PC1500 | PC1520 | PC2500 | PC3000 | |
---|---|---|---|---|
最大口径(mm) | 1590 | 2090 | 2590 | 3090 |
最大圧入力 kN(Tonf) | 98(10) | 14(15) | 176(18) | 441(45) |
最大引抜力 kN(Tonf) | 294(30) | 588(60) | 784(80) | 980(100) |
最大振動力kN・m(Tonf・m) | 294(30) | 548(56) | 931(95) | 1176(120) |
昇降ストローク(mm) | 350 | 400 | 400 | 300 |
最大振動角度 | 12° | 11° | 11° | 12° |
本体質量(kg) | 2650 | 3860 | 7000 | 19000 |
主要寸法(長×巾×高) | 3110×1800×1006 | 3360×2330×1070 | 4900×2932×1185 | 5600×4000×1700 |
カウンターウェイト(Ton) | 2×4個 | 2×6個 | 2×6個 | 2×12個 |
2.油圧ユニット
PC1500 TATE7-5 | PC1520 TATE11-7 | PC2500 TATE15-11 | PC3000 TATE15-15 | |
---|---|---|---|---|
最高圧力 Mpa(kg/cm2) | 20.6(210) | 20.5(210) | 20.5(210) | 20.5(210) |
電動機容量(KW) | 7.5×4P、5.5×4P | 11×4P、7.5×4P | 15×4P、11×4P | 15×4P、15×4P |
使用電源(V×Hz) | 200/220×50/60 | 200/220×50/60 | 200/220×50/60 | 200/220×50/60 |
適応発動発電機(KVA) | 35以上 | 45 | 45 | 60 |
油量(l) | 200 | 270 | 330 | 450 |
主要寸法(長×巾×高) | 1300×700×1150 | 1350×900×1300 | 1350×1000×1350 | 1350×1050×1500 |
本体質量(kg) | 750 | 1100 | 1400 | 1780 |
ケーシング仕様(SS400一般構造用圧延鋼材)
呼び径(mm) | 外径(mm) | 内径(mm) | 肉厚(mm) | 質量(kg/m) |
---|---|---|---|---|
1500 | 1590 | 1566 | 12 | 467 |
1800 | 1890 | 1866 | 12 | 556 |
2000 | 2090 | 2066 | 12 | 615 |
2058 | 16 | 818 | ||
2500 | 2590 | 2552 | 19 | 1205 |
3000 | 3090 | 3046 | 22 | 1664 |
※呼び径2000 t=16mmのケーシングは、立坑掘削深が7.0m(立坑深6m)をこえる場合に適用する。
PITミニ工法
極小立坑 概要
ピットミニ工法は取付管を宅地内に下水用排水ますを設置する時、ピットミニ機を使用し、土留め材(硬 質塩化ビニル管-VU円筒管)を地中に圧入、その土留された硬質塩化ビニル管内を高圧ジェットポンプにて土をほぐし強力吸入車(バキューム車)で排土し規定の深さまで下げ、公共ますや小型マンホール用または、うりん坊工法塩ビ管推進の到達立坑として構築する工法で、無振動・低騒音で地球にやさしい工法です。
特長
・超小型のため設置面積(1平方m)が極小。
・どこでも運搬・搬入が可能(作業員で)。
・機械構造がシンプルで、メンテナンスが簡単。
・塀、垣根、宅地内、屋内、高低差のある宅地等、人力でないと施工出来ない場所。
・掘削による地山の崩落の恐れはない。
・Φ300の小型マンホールの敷設も可能。
仕様
形式 | mP 500(700) |
---|---|
施工管種 | 硬質塩化ビニル管VU |
施工管径 | 500・(700) |
圧入力 | 21.9KN |
引抜力 | 31.8KN |
ストローク | 600mm |
使用圧力 | 10MPa |
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